当学童クラブについて

日頃より、学童保育並びに私たち所沢市学童クラブの会へのご協力、ご支援に感謝申し上げます。​​​私たちは、学童保育を「第二の家庭」と位置づけ、全国の先駆者として40年にわたり活動してまいりました。​​​私たちは、地域が家族のように皆で子どもたちを育てる「共同保育」こそが、社会共通基盤を作り上げるうえで大切だと考えています。​​​これからも、子どもたちの幸せを願い、学童保育を続けてまいります。​今後ともよろしくお願いいたします。

NPO法人所沢市学童クラブの会会長
大谷 節子

所沢市学童クラブの会のなりたちとこれから・・・

共働き家庭など小学生が放課後「ただいま」と帰ってくるところが学童クラブです(※)。
私たちNPO法人所沢市学童クラブの会は、市内のおよそ1000人の子どもたちが通う19の学童クラブを運営しています。
所沢市の学童保育は、1960年代、新所沢団地住民の要望で市立学童保育所(新所沢留守家庭児童室)がつくられました。ほかには、三ヶ島やこぶし団地などで地域の保護者が民家を借り、自主運営で始めました。のちに所沢市は「建物を提供し運営費を補助するので、運営は保護者がやってほしい」と、経費の半分を補助するかたちで定着し、全市に広がりました。

学童保育は、今では「市の事業」ですが、当初は保護者会が契約した民有地に市がプレハブを建てた学童があったり、貸家の学童クラブもあったりと、運営も形態も様々でした。
各クラブの力をあわせることで、「学童保育をより豊かにし、子ども達の保育を充実させたい」という願いのもと、先輩父母や指導員たちが地域を超えて話し合いを重ね、運営維持と条件整備に尽力しました。その願いのもと、1999年に25の地域の共同運営学童を一つにし、それまで大切にしてきた「共同保育」の良さを継承発展しながら市民の手で公的な事業にしていけると考え、NPO法人となりました。
同時に市から一括委託を受託し、以後、公的な事業を受託する団体として、現在に至っています。

私たちは、学童保育の運営を通じて地域の一員として市民の皆様とつながり、子どもが育つまちづくりにささやかな貢献をしていきたいと考えています。所沢を、子どもたちが愛されて育つふるさととなるように、安全で安心な放課後と、市民みんなの財産となる学童をめざしています。NPO法人として自立しつつも、子育ての輪を広げるため、広く地域や市民と手をつないでいきます。​

※法律上の事業の名称は「放課後児童健全育成事業」、その施設を「(放課後)児童クラブ」といいます。しかし、施設の名称は地域により異なり、「学童クラブ」、「学童保育所」、「児童育成室」などさまざまです。所沢市では「児童クラブ」(児童館生活クラブ)と呼んでいますが、私たちは自主運営で創設したときから「学童保育」「学童クラブ」と呼んでいます。

3つの特色

子どもとともに

子どもとともにつくる保育

私たちは、毎日の生活を子どもたちと一緒につくっていくことを大切にしています。子どもたち一人ひとりに寄り添うこと。一人ひとりの心の声を聴き、意見を尊重すること。丁寧に働きかけていくこと。毎日の主体的な遊びや生活を通して、子どもたちの健やかな成長・発達を支援していきます。

つながり

保護者・地域との「つながり」

働きながらの子育てを支える学童保育。学童が「第二の家庭」と感じてもらえるように、保護者の方々がホッとできる場所となるように。そして保護者同士のつながりも大切にし、地域みんなで子どもたちの成長を見守っていけるように。保護者、地域とのつながりを大切にし、子どもが育つまちづくりの輪をひろげていきます。

まなざしを磨きあう

「まなざしを磨きあう」指導員会

私たちは、お互いに支えあいながら、保育の充実を目指す職員集団づくりを日々意識しています。毎日の打ち合わせ、他クラブ指導員との事例検討、積極的な研修の受講。常に自己研鑽に励んでいます。子どもたち一人ひとりの変化を見逃すことのないよう、保育者としてのまなざしを磨きあいます。

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